コロナ禍での避難所、ウイルス感染対策も重要課題

2021年2月に東北地方を震度6強の大きな地震が起こりました。

幸い、津波の心配は無かったのですが、揺れによる建物被害や土砂崩れなども各地で起こり、避難所に避難を余儀なくされている方々もたくさんおられます。

そんな中で、下記のようなニュースを目にしました。

避難所に避難したほうが良い人でさえも、コロナウイルスの感染が怖くて不特定多数の人々が一箇所に集まる避難所に行きたくない、行かないという事態も起こっているという報道に、改めて感染症対策の重要性を感じました。

確かに新型コロナウイルスは比較的に死亡率が高いウイルスで、被災者の方々が感染を恐れる気持ちは理解できます。
日本でのその死亡率は2021年2月17日時点で約1.7%。
もちろん日本の医療体制下での数字ですが、41万9015人の感染者に対して、7102人の方が亡くなっています。

厚生労働省新型コロナ感染状況
※厚生労働省「国内の発生状況など」より

新型コロナウイルスのパンデミックをきっかけにウイルス感染という新しい視点でも避難所を見ていかないといけななくなってきたのですが、これはコロナ禍に限らず、今後の災害二次被害防止の観点からも非常に大切なことになります。

というのは、ウイルスの恐怖は新型コロナウイルスに限ったことではないからです。

ここで厚生労働省の統計データを一つご紹介します。↓

死因簡単分類別にみた性別死亡数・死亡率(人口10万対)より
死因 2019年 2018年
インフルエンザ 3,575人 3,325人

厚生労働省:令和元年(2019)人口動態統計(確定数)の概況
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/kakutei19/index.html
厚生労働省:死因簡単分類別にみた性別死亡数・死亡率(人口10万対) [274KB]
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/kakutei19/dl/11_h7.pdf

このデータからもわかるように、新型コロナの流行以前でも、毎年3000人を超える方がインフルエンザウイルスで亡くなっているのです。
(米国では毎年1万人を超えている)
ワクチンの予防接種もあって、医療体制が逼迫していない状況でも毎年こんなにインフルエンザで命が失われていると思うと、本当に侮れないですね・・・。
新型コロナウイルスもインフルエンザウイルスも「飛沫」によって人から人へ感染するウイルスという点では同じです。

つまり、避難所でのウイルス感染対策というのは新型コロナウイルスが流行しているから必要な施策というよりは、これからもずっとその視点を持って避難所の環境を整えて行く必要があると言えます。

人がいる空間の中で空気中のウイルスを無力化できる方法は限られていますので、避難所でのウイルス対策には人体に安全無害で安心できる方法が求められていますね!

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