『新型コロナワクチン』種類別:気になる効果や副反応について!

皆さまこんにちは。(^○^)
国内では大規模接種センターや職域接種、自治体での接種が進んでいるところですね。
しかし、接種できるワクチンの種類、その特徴を知っている人は多くないのでは?とおもいます。

ということで、今回はワクチン接種を考えている方も、そうでない方も情報を得ることで前向きな判断ができるような情報を発信できればと思い、国内で接種できるワクチンの種類、その特徴についてお話していきます!

それでは参りましょう☆

国内で接種できるワクチンって?

まずは、いま日本国内で接種できるワクチンの種類についてお話します。
国内で接種できる、というのは薬事承認を受け、かつ予防接種法に基づいて接種できるワクチンのことを指します。

予防接種法に基づいた接種というのは公費での接種のことを指し、基本的にお金がかかりません
ただし、自治体が設置した会場以外で、初めて行くクリニックや病院に関しては初診料等のお金が発生することもありますので、予約するときに要チェックです!

現状、これに該当するワクチンは『ファイザー社』 製と『武田/モデルナ社』 製のワクチンです。
武田/モデルナ社製のものは大規模接種センターへの流通が優先されているため、そこで接種をする際には武田/モデルナ社製を接種することになります。

また、『アストラゼネカ社』 製のワクチンに関しては英国での接種の際、血栓症など重篤な副反応の発生があり、死者も出ています。
ワクチン接種が直接的な原因であるかの調査、研究は続いています。国内では、薬事承認は受けているのですが、まだ公費での接種には至っていません。

それぞれの特徴

みなさんが気になっているであろう、各ワクチンの特徴についてお話します。
今回は薬事承認受けている3つのワクチンについて、わかりやすくまとめた表をご用意しました。

メーカー 構造 効果 保存温度 接種対象 接種間隔
ファイザー mRNA 95% -75℃ 12歳以上 3週間
武田/モデルナ mRNA 94% -20℃ 18歳以上 4週間
アストラゼネカ ウイルスベクター 76% 2〜8℃ 18歳以上 4週間以上

ご覧のようにさまざまな特徴が浮き彫りになりましたが、特に注目すべきことは、ファイザーと武田/モデルナ社製のワクチンに関しての発症予防効果の高さ保存温度の低さではないでしょうか。

ニュースでもたまに温度が高くなってしまい廃棄することになった、という話を聞きその扱いずらさに疑問を抱いた方も少なくないかと思います。

実はこの扱いずらさは以前のブログでも出てきている、RNAの不安定さが理由なんです!
mRNA というのはRNAの一種で、タンパク質を作るためのメッセンジャーとしての役割を果たすため、“m”の文字がついています。

【ウイルス講座】ウイルスを司る『DNA』と『RNA』とは?

RNAは一本鎖であるためすごく不安定である、という記事を書いた事がありますが、mRNAに関しても同じです。
温度変化にすごく敏感で、超低温で保存し、その形を保っていないとワクチンとしての効果を発揮できません。
このmRNAは体内に取り込まれた時にコロナウイルスのスパイクタンパク質を作ります。
それに対する抗体ができることで、ワクチンとして働くということです。

対して、アストラゼネカ社製のワクチンはアデノウイルス、という別のウイルスをベクター(運び屋) としています。
特定の「アデノウイルス」にコロナウイルスのスパイクタンパク質 の遺伝子配列を組み込んでいるのです。
これが体内に取り込まれたとき、我々の体はこのウイルスに感染した状態になります。
すると、それに対する抗体ができるのでワクチンとしての効果を発揮します。

ウイルスベクターワクチンの仕組み

副反応について

「構造も効果もわかった!副反応が一番気になる!!!」という方が多いかと思いますので最後に副反応について国内の臨床試験に基づいてお話します。
ですが、「数字はあくまでも数字。」人それぞれさまざまな症状が出たり、出なかったり、という事がございますので統計結果の一つとして捉えていただければ幸いです。

まずはファイザー社製のワクチンについて、国内の16歳以上に対しての臨床試験の際にワクチン接種した方が副反応を示した割合は以下の通りです。

症状 1回目接種後(%) 2回目接種後(%)
接種部位の痛み
86.6
79.3
37.5℃以上の発熱
14.3
32.8
頭痛
32.8
44.0
疲労感
40.3
60.3

次に武田/モデルナ社製のワクチンについてです。
発熱の定義がファイザー社製の臨床試験時と違い38℃以上になっているので注意です。

症状 1回目接種後(%) 2回目接種後(%)
接種部位の痛み
82.7
85.0
38℃以上の発熱
2.0
40.1
頭痛
13.3
47.6
疲労感
18.7
63.3

最後にアストラゼネカ社製のワクチンについてです。
前述した通り、現在国内で公費での接種は行われていないので参考程度にご覧ください。

症状 1回目接種後(%) 2回目接種後(%)
接種部位の痛み
52.1
23.3
38℃以上の発熱
9.9
1.7
頭痛
25.0
9.7
疲労感
28.1
10.8

アストラゼネカ社製のワクチンに関しては臨床試験などの研究や血栓症を発症した際のマニュアル作成などの対策が検討されています。

ここまで、国内で接種できるワクチンや今後接種が始まるであろうワクチンの特徴についてお話ししてきました。
特に、副反応については数字を表で示すだけ、というシンプルなものになりましたが、意図せず偏った解釈に導いてしまうといけないので、それぞれの数字について言及することは控えさせていただきました。

何を利点、欠点として捉えるかは人それぞれだと思いますが、このブログがその判断のいい材料になればと思います!

最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。
また次回の記事もお楽しみに(^○^)

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です