【新型ウイルス】永久凍土に潜むパンデミックの影?

みなさま、『永久凍土』という言葉を目に、耳にしたことはありますでしょうか。
学生のころ、理科または地理の授業で習ったりしたかも知れません。
ご存知でなくても、なんとなく寒そうな印象を汲み取ることができるかと思います。

今回はそんな永久凍土についてお話できればと思います。
人間の生活において活用できる側面を持つ一方、「超危険」となる可能性もある代物です。

これを機に一体何なのか知っていただければと思います!
それでは参りましょう☆

永久凍土とは?

永久凍土とは、「2年以上に渡って温度0℃以下の土壌や地盤」のことを言います。
北半球を中心に、寒帯の一つとして知られる「ツンドラ気候」にて形成されるのが一般的です。

永久凍土(氷河)

なんと、北半球の大陸のおよそ20%は永久凍土であると言われております。
日本でも、富士山の山頂付近や北アルプスの一部でも確認されていたりします!

定義としては、”2年以上”0℃がキープされていれば永久凍土として認められるわけですが、この永久凍土のすごいところはそんなレベルではありません。

過去にはマンモスのような絶滅種の死骸がめちゃくちゃ良好な状態で見つかったり、永久凍土から見つかった4万年前の虫を生き返らせることができたというニュースなんかもあります。

さらに、「メタンハイドレート(氷の中にメタンガスが閉じ込められたもの)」と呼ばれる天然資源も存在することが確認できており、うまく回収できれば非常に価値のあるものだという意見もあります。

これ故に、自然界の保管庫とも言われたりします。

溶けた場合の影響は?未知のウイルスが放出される?

ここまでで、古代の財産や天然資源が多く眠っている土地だということはご理解いただけたかと思います。

しかしこれが、近年地球温暖化の影響で、溶け始めております。
そして、溶けてしまうとあらゆる問題の発生が懸念されております!

例えば・・・

  • 前述のメタンハイドレートが大気放出され、地球温暖化にさらに拍車がかかる
  • 未知の病原菌・ウイルスが再び地上に放たれる
  • 地形変化や地盤沈下などの危険性

こんな危険性が潜んでいるわけですが、その中でも今回はとりわけ「未知の病原菌やウイルス」について感染予防対策の観点も交えながらお話したいと思います。

先ほどご説明させていただきました通り、永久凍土は「自然の保管庫」です。
数万年前のものでも、そのまま冷凍保存されているものと考えていただくことができます。

もうお察しがついていると思いますが、永久凍土の中には古代に生きていた未知の病原菌やウイルスが数多く眠っていると言われております。

実例として、2016年にロシアの永久凍土から見つかったトナカイの死骸から、炭疽菌(たんそきん)と呼ばれる菌が人へと感染し、死人が出たというケースもあります。
他にも、モリウイルスという高い増殖力を持つ新種のウイルスもすでに見つかっております。

当時のまま保存されているというのは、地質学・生物学的に非常に興味深い一方、疫学的にはあまり好ましくない産物があるということです・・・。
(全てが人間にとって悪影響だということではありません。)

対応策はある?

根本的な対応策として言えるのは、これ以上地球の平均気温を上昇させない、つまり「地球温暖化を止める」ということになります。

その上で、仮に未知のウイルスが解放された場合にも、キチンと対応できる準備を整えておくということにつきます。

今回の新型コロナウイルスパンデミックを教訓に、菌やウイルスの感染経路4つをしっかりと理解し、対策を行うということ。
また、感染経路ごとの対応策は異なります。

接触感染ならば、手洗いや消毒。
飛沫感染ならば、マスクの着用やソーシャルディスタンス。
空気感染ならば、空気環境改善の施作。(換気やウイルス不活化効果のある空気清浄機の活用。)

それぞれに対しての対策を理解し、『習慣づける』ということが、未知の病原菌・ウイルスへ対抗できる唯一の手段と言えます!

参考文献:新たなパンデミックは氷の中に眠る?

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